トップページ | 私たちの家づくり

私たちの家づくり

信州という自然豊かな地域で、家をつくる。

私たちが暮らす天竜川上流の伊那谷、諏訪湖畔、松本安曇平、信州には詩情あふれる豊かな自然があります。そして、この豊かな自然が私たちに良質な木材を与えてくれます。こうした地域の恵みを使い、職人の手によって家づくりをおこなう。先人の知恵に学び、技を受け継ぎつつ、常に新しい技術も取り入れていく。こうした家づくりをおこなうことが地域を守り、豊かな自然を維持していくことに繋がっています。

設計

自然の恵みを取り込み、簡素に暮らせる家。

建築とは本来、地域に根差した存在です。土地に寄り添い、地域に根差してつくられるものです。家の形はその土地の気象条件や周辺環境を読み解き、季節による変化、長期的な視点に立ってつくらなければなりません。私たちは、この家づくりの考え方を「パッシブデザイン」と呼んでいます。自然の恵みを取り込み、周辺環境と調和した簡素で心地良い家。こうした設計意図を忠実に再現できるのもまた、北沢建築の強みです。

施工

地域の素材を活かした、愛着のある住まい。

素材とそれを扱う技術は不可分の関係にあります。木の特性にあわせた木組み、土の調合からはじまる左官の技、屋根の葺き方、建具の仕上げ、石の敷き方にも、素材に対する深い洞察と熟練の技が組み合わさることで形づくられます。社員大工の育成、地域職人の技術の継承に取り組み、木の家づくりの普遍的価値を受け継いでいく。地域の素材を地域の職人が活かした、愛着を持って住み続けられる住まいをつくります。

管理

家づくりの「現場」を大事にする。

どんなによい設計と施工の力があっても、これらを管理する力がなければよい住まいは生まれません。北沢建築では、社員大工や協力業者の仕事を正しく評価して技術を研鑽する「社員技術評価制度」を導入し、現場での施工管理に力を注いでいます。必ずしも、図面どおりにつくればよいとは限りません。最終的な仕事の精度はあくまでも現場がカギを握ります。大切なのは、設計、施工、管理の三者がともに力を合わせることです。

家守り

地域の風景を残す「家守り」。

よい住まいであり続けるためには「家守り」が必要です。縁あって、家づくりをお手伝いさせていただくと、縁は絆に変わります。絆は住まいが続く限り変わりません。住まいは、その時々に手を入れ、設備などを更新することによって心地良さを維持することができます。地域に根差した家の佇まいは、すでに地域にとって大切な風景の一つになっています。この地域の景色(風景)をつくり、守るのが私たちの使命です。